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漫画家・竹谷州史のブログです。
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Posted by - 2024.11.23,Sat
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Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.05.16,Sun
告知遅れてすみません!
14日金曜日発売のコミックバンチにて「紅蓮の花真田幸村」第7話掲載です!

まだ売っているはずなので、よろしくお願いします…。

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Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.05.07,Fri

本日5月7日発売コミックバンチにて「紅蓮の花・真田幸村」第6話が掲載されました。

薄田兼相(ススキダカネスケ)の回ですね。
大坂夏の陣は大坂にとっては劣勢の戦なので、このあたりのくだりはつらい展開なんですね。
だから描くほうも胃をいためながら描きました。
あまりつらいので、読むのやめちゃうんじゃないかとか、不安になりながら。

本当はもっと描きたいシーンがあったんですけど、泣く泣くカットしたりしたんです。
話数に限りがあるし、流れを無視して描きこんでも伝わらないと意味がないのでね。

薄田は史実にはあまり資料がなくて、力持ち、ちょっとおバカ。くらいのものです。
それだけに好きに脚色して描きました。
彼が後藤又兵衛になついている、というのは僕の創作です。
でも彼を思いついた時、大坂夏の陣、描けるな、と確信したものです。

なにしろ史実だと本当に無駄死にで、冷徹に無謀な突撃だったと書いてあるものですから。
でも戦国武将も完璧な英雄ばかりじゃないはすだし、
私はこういう人間臭い人が好きだな。

この連作は基本、史実に基づく縛りがありますから、
真田十勇士(後の創作で有名な幸村の忍者部隊)は出演しませんが、
かわりに紅蓮の花の薄田には猿飛佐助(西遊記の孫悟空をモデルにしたといわれる)の
イメージをかさねてデザインしたりしました。

お、結構今風の漫画のデザインもできるじゃないか、自分。と思ったりしました。
彼みたいなやつを主役にしてジャンプっぽい漫画が描けたりしないかしらん。

ともあれ、すこしずつ山場に近づいています。
今後も「紅蓮の花。真田幸村」よろしくおねがいします。
Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.04.22,Thu
はい、今週4月23日、金曜発売のコミックバンチにて
紅蓮の花第5回掲載です!

伊達の美男子片倉小十郎と対峙する後藤又兵衛!
真田幸村は間に合うのか!?

といった内容です。


先週に引き続き
2週連続掲載ですね。大変でしたがなんとか。

現在は再来週掲載予定の第6話を鋭意製作中です。
ひいひい言っております。

全15話中で、このあたりがお話的には一番つらいところですね。
この連載は、自分としてはエンターティメントを目指して
なるべくリアルなギアは踏まずにやっているつもりなのですが、
どうしても手癖で、重い描写になっているようないないような。

まあ、こればっかりは資質でして、
あまり怖がらずについてきていただけると嬉しいです…。


この回は、意図せずして、老人をいっぱいかける事になりまして、
喜びました。
このへん、楽しんでいただけると嬉しいんですが、
なかなか、そういう物好きな方も少ないかな。
Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.04.16,Fri

どもども。紅蓮の花真田幸村、第四話、今日発売のコミックバンチに掲載です。

今回は伊達の若き軍師片倉小十郎が登場!

今まで老人やおっさんばかり登場しましたが、
これを機会に女性のみなさまも
「読みやすい!」
となっていただければありがたいでござる!

さて、この連載は
基本的に隔週のペースでぜん15回程度を予定しており、
もうすでにクライマックスに向かって爆進中であります。
というわけで、ご期待にお答えして

なんと今週、来週のは二週連続の掲載となります!

いやあ、体力的にはしんどかったですが、
楽しく懸命に描きましたので、
ひとつよろしくお願いします。ということで。

Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.04.04,Sun

コミックバンチ4月2日発売号にて
「紅蓮の花 真田幸村」第3回が掲載になりました!

今回は後藤又兵衛のお話です。
いよいよ合戦の口火が切られます!
追い詰められた又兵衛はどうなってしまうのか!?
ぜひご覧になってください!


いやー、すいません。
実は伝え忘れていたので、驚かせてしまうかもしれませんが、

今回のお話は短期集中連載で、15話ほど、
単行本に直せば2巻程度の作品を予定しているのです。
(なぜなら、大坂夏の陣2日間の
合戦的詳細などはわりと忠実にしているので、
残念ながら、終わりは決まっているのです。)

その代わり、短いぶん濃厚な、
「はじめからクライマックス!」な展開となる予定ですので、
ぜひぜひ、続けて読んでいただきたい所存でござります!



さて、ではこの連載に関するちょっとしたエピソードでも。

「月の光」「まっしろけ」なんかではリアリティを追求していた私ですが、
最近は「エンターティメントとしてのファンタジー」を標榜し始めていて
この漫画では如実にそんな転換を求められる局面があります。

例えば馬なんかもはじめの下書きでは
「おんまさん、かわいいのう、きれいだのう」といいながら、
いとおしく描いたんですが、

編集さんいわく
「竹谷さん、この戦闘になれば馬も斬られる場面がでるかも知れない。
こんな優しい目をした馬がそんなことになったら
悲しすぎて漫画が読めませんよ。」
とのこと。

まったくの正論!
私はひざを打って、馬を怪物のように描きなおしました。
リアリティをずらして、減らす努力をしたわけです。


今回の連載は一年以上の打ち合わせ期間があって
その間二転三転しているのですが、
やっと今のかたちに落ち着きました。

実際の戦国の合戦では死者は少なかった、なんて研究もあるくらいで
大坂夏の陣を題材にしても、
大立ち回りを中心に描くと限ったわけではないので、
いくつも没がうまれたわけです。

で、結局大立ち回りのカタルシスの要素も入れるにあたり、
私にとっては大きな転換があったんですね。


「現実的人間たちの物語」ではなく
「人間的感情をもった超人たちの物語」に……。
とでもいうべきか……。
そのための工夫をこらす必要にかられたんです。


前作「まっしろけ」では一人の命がいかに重いか
その感覚に押しつぶされながら地震被災地を描いていた私が
槍の一振りで敵をバッタバッタとやっつける、というシーンを描いているのは
なんとも不思議です。

説明できているか、専門的になりすぎていないか、不安ではありますが、
この二つの死はまったく別のものなんですね。

実は思い悩みもしたんですけどね。
そんなとき、妙な縁で、
歌舞伎に「しばらく」という演目があることを知り、
そうか、昔 からある娯楽要素なのだ、とホッとしたりしました。

悪者を派手にやっつける、というのは古来からの娯楽なんだと。
ただし、ルールがある。それは、
斬られる相手を人間らしく描かないこと。
わるいやつにすること。
ちょっとばかばかしいくらいにすること。
それが活劇という、虚構のためのルールなんだなあ、と。

それが今回上手にできているかといえば、まだ途上ですが、

この認識で私はやっと、作者と作品世界の距離感を取る、ということが
できるようになってきた気がします。
やや専門的な話ですけど、
この経験が、わたしにとって嬉しい成長となるように思います。


ちょっと小難しく、
とりとめもなく長くなりましたが。

なにしろ眠くて推敲の余裕もありませんで……。
乱文をおゆるしください。

ではまた次回。
プロフィール
HN:
竹谷州史(たけやしゅうじ)
性別:
男性
職業:
漫画家
自己紹介:
岩手県盛岡在住の漫画家。
最新作「災厄乙女パン子」(月刊日ヒーローズ)。
最近は主にツイッターが中心。
既刊「Smoking Gun民間科捜研調査員流田縁」(グランドジャンプ)「拝金」(コミックゼノン)「紅蓮の花真田幸村」(コミックバンチ)「まっしろけ」「astral project月の光」「皆殺しのマリア」「LAZREZ」「PLANET7」(以上コミックビーム)など。
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