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漫画家・竹谷州史のブログです。
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Posted by - 2024.04.29,Mon
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Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.04.22,Thu
はい、今週4月23日、金曜発売のコミックバンチにて
紅蓮の花第5回掲載です!

伊達の美男子片倉小十郎と対峙する後藤又兵衛!
真田幸村は間に合うのか!?

といった内容です。


先週に引き続き
2週連続掲載ですね。大変でしたがなんとか。

現在は再来週掲載予定の第6話を鋭意製作中です。
ひいひい言っております。

全15話中で、このあたりがお話的には一番つらいところですね。
この連載は、自分としてはエンターティメントを目指して
なるべくリアルなギアは踏まずにやっているつもりなのですが、
どうしても手癖で、重い描写になっているようないないような。

まあ、こればっかりは資質でして、
あまり怖がらずについてきていただけると嬉しいです…。


この回は、意図せずして、老人をいっぱいかける事になりまして、
喜びました。
このへん、楽しんでいただけると嬉しいんですが、
なかなか、そういう物好きな方も少ないかな。
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Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.04.16,Fri

どもども。紅蓮の花真田幸村、第四話、今日発売のコミックバンチに掲載です。

今回は伊達の若き軍師片倉小十郎が登場!

今まで老人やおっさんばかり登場しましたが、
これを機会に女性のみなさまも
「読みやすい!」
となっていただければありがたいでござる!

さて、この連載は
基本的に隔週のペースでぜん15回程度を予定しており、
もうすでにクライマックスに向かって爆進中であります。
というわけで、ご期待にお答えして

なんと今週、来週のは二週連続の掲載となります!

いやあ、体力的にはしんどかったですが、
楽しく懸命に描きましたので、
ひとつよろしくお願いします。ということで。

Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.04.04,Sun

コミックバンチ4月2日発売号にて
「紅蓮の花 真田幸村」第3回が掲載になりました!

今回は後藤又兵衛のお話です。
いよいよ合戦の口火が切られます!
追い詰められた又兵衛はどうなってしまうのか!?
ぜひご覧になってください!


いやー、すいません。
実は伝え忘れていたので、驚かせてしまうかもしれませんが、

今回のお話は短期集中連載で、15話ほど、
単行本に直せば2巻程度の作品を予定しているのです。
(なぜなら、大坂夏の陣2日間の
合戦的詳細などはわりと忠実にしているので、
残念ながら、終わりは決まっているのです。)

その代わり、短いぶん濃厚な、
「はじめからクライマックス!」な展開となる予定ですので、
ぜひぜひ、続けて読んでいただきたい所存でござります!



さて、ではこの連載に関するちょっとしたエピソードでも。

「月の光」「まっしろけ」なんかではリアリティを追求していた私ですが、
最近は「エンターティメントとしてのファンタジー」を標榜し始めていて
この漫画では如実にそんな転換を求められる局面があります。

例えば馬なんかもはじめの下書きでは
「おんまさん、かわいいのう、きれいだのう」といいながら、
いとおしく描いたんですが、

編集さんいわく
「竹谷さん、この戦闘になれば馬も斬られる場面がでるかも知れない。
こんな優しい目をした馬がそんなことになったら
悲しすぎて漫画が読めませんよ。」
とのこと。

まったくの正論!
私はひざを打って、馬を怪物のように描きなおしました。
リアリティをずらして、減らす努力をしたわけです。


今回の連載は一年以上の打ち合わせ期間があって
その間二転三転しているのですが、
やっと今のかたちに落ち着きました。

実際の戦国の合戦では死者は少なかった、なんて研究もあるくらいで
大坂夏の陣を題材にしても、
大立ち回りを中心に描くと限ったわけではないので、
いくつも没がうまれたわけです。

で、結局大立ち回りのカタルシスの要素も入れるにあたり、
私にとっては大きな転換があったんですね。


「現実的人間たちの物語」ではなく
「人間的感情をもった超人たちの物語」に……。
とでもいうべきか……。
そのための工夫をこらす必要にかられたんです。


前作「まっしろけ」では一人の命がいかに重いか
その感覚に押しつぶされながら地震被災地を描いていた私が
槍の一振りで敵をバッタバッタとやっつける、というシーンを描いているのは
なんとも不思議です。

説明できているか、専門的になりすぎていないか、不安ではありますが、
この二つの死はまったく別のものなんですね。

実は思い悩みもしたんですけどね。
そんなとき、妙な縁で、
歌舞伎に「しばらく」という演目があることを知り、
そうか、昔 からある娯楽要素なのだ、とホッとしたりしました。

悪者を派手にやっつける、というのは古来からの娯楽なんだと。
ただし、ルールがある。それは、
斬られる相手を人間らしく描かないこと。
わるいやつにすること。
ちょっとばかばかしいくらいにすること。
それが活劇という、虚構のためのルールなんだなあ、と。

それが今回上手にできているかといえば、まだ途上ですが、

この認識で私はやっと、作者と作品世界の距離感を取る、ということが
できるようになってきた気がします。
やや専門的な話ですけど、
この経験が、わたしにとって嬉しい成長となるように思います。


ちょっと小難しく、
とりとめもなく長くなりましたが。

なにしろ眠くて推敲の余裕もありませんで……。
乱文をおゆるしください。

ではまた次回。
Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.03.19,Fri
突然ですが、竹谷州史は
東京都青少年保護条例改正案に反対です。


えー、
一般のみなさんはご存知ないかもしれませんが、
そして、漫画、アニメ、ゲームなどのメディアに近しい方は、
とっくご存知でしょうが、
現在、「非実在青少年」
「東京都青少年保護条例改正案」についての問題が巻き起こっております。

文章下手な私が仕事の合間に説明するのも何ですが、ようするに、
「児童ポルノ撲滅」の建前で、「お役所が表現物を好きなように規制できる条例」が
まともな協議や議論する期間もないまま、こっそり可決されそうになっているぞー、
というような問題のようです。


正確な情報は「非実在青少年」などで検索していただきたいのですが、
参考までに以下のリンクを。

たけくまメモ(竹熊健太郎さんのブログ)さん
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-847d.html#more
GIGAZINE さん
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100319_hijituzai_seisyounen/

ちばてつやさんのHPより、「と思います」という作品
http://www.chibapro.co.jp/?tbl=gallery


一般のみなさんは、
「ひどいエロマンガが子供を遠ざけられるならよいではないか」
とお思いになるでしょう。

しかし、この条例は、規制対象の区分けがとてもあいまいで、
役所の担当さんの気分によっては
如何ようにも適用可能なものだということで、
「おいおい、これは大変だー、なんでもかんでも誰かの気分で本を
発売禁止にできるようになっちゃうぞー」と、大騒ぎになっておるわけです。



はっきり言っておきますが
僕は児童ポルノ犯罪なんて本当に嫌です。性暴力も大嫌いです。
(こんなことをわざわざ言うのもバカバカしい。)
でも、今回の条例は、ちょいと乱暴で、
どうも、うさんくさーいんです。

私がこの法案に反対するのは
劣悪な児童ポルノ犯罪を是認するからではない、ということと、
その名目で子供さんにとっても大切な健全な作品も規制されうる法案が
通ってしまうことを危惧しているのだ、ということを、
漫画に親しみがないみなさまにはご理解いただきたいです


で、今回のことで私が個人的に思っていることは、
まだあるのですが、〆切も詰まっておりますので、またそのうち。

今回のことで活動してらっしゃる
皆様に敬意を表します。
Posted by 竹谷州史(たけやしゅうじ) - 2010.03.19,Fri


うわー!
こんな画像でページを閉じられてしまわないか心配ですが、
19日発売コミックバンチ「紅蓮の花 真田幸村」第2回掲載です。

お話は家康について。
家康は大坂夏の陣の翌年に亡くなりますので、死相がでておる、というデザインです。
いい悪役になってるんじゃないでしょうか。

今回、原作は仲路さとるさんという歴史の専門の方がいらっしゃるのですが、
いわゆる、マンガ的なおいしさ、を優先するうちに、
ほとんど私のオリジナルな筋書きになってしまっております。

仲路さんには歴史的事実やアイデアなど、逐一ご質問させていただいておるのですが、
話や、歴史考証の間違いなどが、もしあれば、それは私の責であります。
なにしろ漫画には漫画の文法があり、私もこのような漫画家ですので、
長く生暖かい目で見守ってやってくださいね。

ともあれ、第2回はいい表現になったなー、自分でも自信作です。
どうぞごらんください。

追伸、私の奥様のブログのお客様が真田幸村のハンコを造ってくださったそうです。
なんともありがたい限りです。ご期待にそえるかどうかわかりませんが、
がんばりまーす!
プロフィール
HN:
竹谷州史(たけやしゅうじ)
性別:
男性
職業:
漫画家
自己紹介:
岩手県盛岡在住の漫画家。
最新作「災厄乙女パン子」(月刊日ヒーローズ)。
最近は主にツイッターが中心。
既刊「Smoking Gun民間科捜研調査員流田縁」(グランドジャンプ)「拝金」(コミックゼノン)「紅蓮の花真田幸村」(コミックバンチ)「まっしろけ」「astral project月の光」「皆殺しのマリア」「LAZREZ」「PLANET7」(以上コミックビーム)など。
おしごと募集中。
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